楽器別セッションでの演奏アドバイス
![](//uink.jp/news/img/20190424123457586.jpg)
それでは具体的に各楽器のセッションでの演奏方法のアドバイスや方法をご紹介していきたいと思います。
いきなりセッションに参加して「え?なにやるの?」といった事にならないように、
ぜひチェックして演奏に臨んでみてください!
ギター初心者に向けたセッションのアドバイス
ギターでセッションに参加する場合は大きく分けて「伴奏」と「ソロ」の演奏を行います。
まず大事なのは伴奏で全体の音楽の基礎を作っていくことです。
予め決められたコード(和音)をギターで奏でていくところから始まります。
ポイントとしては、ソロが出来る人でもいきなりソロを奏で出すのではなく、
他のベースやドラムパートが進行にしっかり加われて流れが安定してくるまでは、
伴奏演奏に徹することが大事です。
もし全体の演奏が探り探りの状態に、自由なソロをぶち込んでしまっては、
他のパートの人たちは混乱してしまい、結果的にグチャグチャなセッションになってしまいがちです。
また、エフェクターを使うギタリストの方は多いですが、
セッションでいきなりエフェクターをゴリゴリに使うのは避けましょう。
特に歪み系のエフェクターを使用してバッキングを弾いてしまうと、
何の音を出しているのかが他の他の人たちに分かりにくくなってしまいます。
リズムを司れるセッションでのドラム
ドラムでジャムセッションに加わる際には、
他のパートの人たちは自然とリズムの変化に耳を傾けてくれます。
ドラムがリズムのテンポを上げれば、他のパートもそれにあわせて早くしてくれたり、
逆に遅くすれば、演奏の雰囲気もゆっくりとした感じに変化していきます。
コピー曲を演奏していると、どうしてもオリジナルのテンポに忠実にしようと意識してしまい、
堅苦しい演奏に陥りがちですが、セッションでは、
ある程度のリズムキープをしながら縦横無尽に演奏が出来るので、
セッション経験がないドラマーの方はとても新鮮な演奏体験が出来るかと思います。
音楽サークルやジャズバーに参加している
セッション慣れした先輩ドラマーのプレイを参考にしながら、
セッション上手なドラマーを目指してみましょう!
セッション初心者のベーシストへのアドバイス
ベースの存在感はセッションを行ううえでとても重要です。
ベース不在のセッションはなんだか全体的にスカスカな雰囲気になってしまいます。
逆にセッションの序盤はベースが加わらず、途中からベースが入った時には、
「ベースの音って演奏には欠かせないな」と実感できます。
基本的には、セッションで行うコード進行のルート音を押さえておけば
セッションに加わることが出来ますが、
ずっと同じ音ばかりを弾いていては周りも飽きてきてしまいますし、
なにより演奏している自分自身が楽しみきれません。
失敗してもいいので、ルート音以外の音を弾くことにも挑戦しながら、
心地いい伴奏とベースの組み合わせの音を探していくのも、
セッションでベースを楽しんでいくポイントです。
ボーカルでセッションに参加する
楽器のパートについてのご紹介をしてきましたが、
ボーカルを受け入れているフリーセッションイベントを行う音楽サークルもあります。
ボーカルでセッションに参加する際には、最初は鼻歌やハミングで加わるのがオススメです。
セッション未経験のボーカリストの方でも、
何回か鼻歌やハミングを演奏に重ねていくうちに、イメージを引き出しやすくなって、
いろいろな雰囲気のボーカルをセッションに挟んでいくことが出来るようになっていくはずです。
ないよりもセッションでボーカルを行う上で大事なことは
恥ずかしがらないということです。
思い切って歌わない限り、自分の全力の声量を出すことは出来ませんし、
テキトーに歌っているような感じが出てしまい、
他の奏者の方も演奏していて気持ちがよくありません。
失敗を恐れずにカラオケで全力で歌うようにセッションボーカルにチャレンジしましょう。