東京でジャムセッションを行っている音楽サークルでの演奏アドバイス

~もくじ~

ジャムセッションとは?




ジャムセッションとはある程度の伴奏のルールを決めた上で、
それぞれの楽器がアドリブを加えながら演奏を行うプレイを指します。
ジャズなどでは一般的な演奏方法ですが、ロック系のセッションも、
ポップス系のセッションも存在し、ジャンルに限定される演奏方法ではありません。
最近では多くの音楽サークルがこのセッションスタイルを採用して活動を行っています。
決められた曲を楽譜やコード譜に沿って演奏するのとは違い、
自分のアイディアや表現を演奏に反映していくことが出来るのが魅力です。


初心者でもセッションに参加できる東京のセッションイベント




東京にはセッションを行える場所やイベントが複数存在します。
わざわざバンドを組まなくても、こういった活動に加わることによって、
いつでも気軽にセッションが出来るのは嬉しいポイントですよね。


セッションバー

例えばセッションを行える場所としては、ジャズバーやブルースバーが代表的です。
これらのセッションバーは、ホストの方がゲストの方にアドバイスを出してくれたり、
音楽教室のような形でレッスンを行ってくれるところもあります。
セッションバーによっては、レベルの制約があるところも存在しますので、
参加をする前には事前にチェックしておくと、より安心して演奏を楽しめます。


音楽サークル

上記で紹介したセッションバーとは違い、
店舗を構えずに活動を行っているのが音楽サークルです。
すべての音楽サークルがジャムセッションを行っているわけではありません。
中には既存の曲を忠実に演奏するサークルも存在しますので、
音楽サークルでセッションを楽しみたい方は、
サークルの紹介に「セッション演奏」や
「フリーセッション」「ジャムセッション」といった表記があるかを確認しましょう。

サークルによって扱うジャンルや難易度はそれぞれです。
東京都内だけでも沢山のこういったセッションを行うサークルが存在しますので、
HPの紹介だけではどうしても内容を把握しきれないと思いますので、
いくつかの音楽サークルに参加して、
自分のやってみたい演奏やレベルにマッチしたサークルを探していくのがオススメです。

楽器別セッションでの演奏アドバイス




それでは具体的に各楽器のセッションでの演奏方法のアドバイスや方法をご紹介していきたいと思います。
いきなりセッションに参加して「え?なにやるの?」といった事にならないように、
ぜひチェックして演奏に臨んでみてください!


ギター初心者に向けたセッションのアドバイス

ギターでセッションに参加する場合は大きく分けて「伴奏」と「ソロ」の演奏を行います。
まず大事なのは伴奏で全体の音楽の基礎を作っていくことです。
予め決められたコード(和音)をギターで奏でていくところから始まります。
ポイントとしては、ソロが出来る人でもいきなりソロを奏で出すのではなく、
他のベースやドラムパートが進行にしっかり加われて流れが安定してくるまでは、
伴奏演奏に徹することが大事です。
もし全体の演奏が探り探りの状態に、自由なソロをぶち込んでしまっては、
他のパートの人たちは混乱してしまい、結果的にグチャグチャなセッションになってしまいがちです。
また、エフェクターを使うギタリストの方は多いですが、
セッションでいきなりエフェクターをゴリゴリに使うのは避けましょう。
特に歪み系のエフェクターを使用してバッキングを弾いてしまうと、
何の音を出しているのかが他の他の人たちに分かりにくくなってしまいます。


リズムを司れるセッションでのドラム

ドラムでジャムセッションに加わる際には、
他のパートの人たちは自然とリズムの変化に耳を傾けてくれます。
ドラムがリズムのテンポを上げれば、他のパートもそれにあわせて早くしてくれたり、
逆に遅くすれば、演奏の雰囲気もゆっくりとした感じに変化していきます。
コピー曲を演奏していると、どうしてもオリジナルのテンポに忠実にしようと意識してしまい、
堅苦しい演奏に陥りがちですが、セッションでは、
ある程度のリズムキープをしながら縦横無尽に演奏が出来るので、
セッション経験がないドラマーの方はとても新鮮な演奏体験が出来るかと思います。
音楽サークルやジャズバーに参加している
セッション慣れした先輩ドラマーのプレイを参考にしながら、
セッション上手なドラマーを目指してみましょう!


セッション初心者のベーシストへのアドバイス

ベースの存在感はセッションを行ううえでとても重要です。
ベース不在のセッションはなんだか全体的にスカスカな雰囲気になってしまいます。
逆にセッションの序盤はベースが加わらず、途中からベースが入った時には、
「ベースの音って演奏には欠かせないな」と実感できます。
基本的には、セッションで行うコード進行のルート音を押さえておけば
セッションに加わることが出来ますが、
ずっと同じ音ばかりを弾いていては周りも飽きてきてしまいますし、
なにより演奏している自分自身が楽しみきれません。
失敗してもいいので、ルート音以外の音を弾くことにも挑戦しながら、
心地いい伴奏とベースの組み合わせの音を探していくのも、
セッションでベースを楽しんでいくポイントです。


ボーカルでセッションに参加する

楽器のパートについてのご紹介をしてきましたが、
ボーカルを受け入れているフリーセッションイベントを行う音楽サークルもあります。
ボーカルでセッションに参加する際には、最初は鼻歌やハミングで加わるのがオススメです。
セッション未経験のボーカリストの方でも、
何回か鼻歌やハミングを演奏に重ねていくうちに、イメージを引き出しやすくなって、
いろいろな雰囲気のボーカルをセッションに挟んでいくことが出来るようになっていくはずです。
ないよりもセッションでボーカルを行う上で大事なことは恥ずかしがらないということです。
思い切って歌わない限り、自分の全力の声量を出すことは出来ませんし、
テキトーに歌っているような感じが出てしまい、
他の奏者の方も演奏していて気持ちがよくありません。
失敗を恐れずにカラオケで全力で歌うようにセッションボーカルにチャレンジしましょう。

セッションは理論よりもフィーリングが大事




セッションの面白いところは、
型にはまらず他のパートの出す音色やリズムを体で感じて、
それに応えるように演奏をすることができることです。
すでに出来上がった曲を演奏するときには、
原曲ばかりをイメージして演奏することが多いですが、
セッションではその場にしかない、正解のない演奏が待っています。
理屈っぽく頭で理解しようと思わずに、
フィーリングを大事にしながらセッションに加わっていくことが、
いいアドリブ演奏が出来るようになるポイントです。

セッションが出来ると演奏の楽しさが広がる




クラシックを学んでいた方や、コピーバンドしかやったことがない人は、
セッションでの演奏は一見難しいように思えるかもしれませんが、
「既存のルールに縛られすぎない」という考えをプラスすることで、
セッション演奏に加わりやすくなります。
また、今までレールに沿った演奏しかしてこなかった人にとっては、
今後の演奏活動にいい意味で大きな変化が生まれるはずです。
例えば、何かの曲をコピーするときに、
今までは同じように演奏しようと努めていた演奏方法が、
音の強弱に変化を加えて自分なりのちょっとしたアレンジを加えられるようになったりと、
演奏の中に自分らしさを加えられるようになるのがセッションで得られる演奏のスキルです。

セッションからはじめた方が上達が早い!




音楽教室や楽器の教則本などを使って練習をしていると、
「課題曲を弾いてみよう」というような項目を目にする機会が多いかと思います。
セッションをやったことが無い人からすると、
「フリーセッションでアドリブをするなんて既存の曲を楽譜通りに弾けるようになってから」
と思われるかもしれませんが、逆にフリーセッションから演奏をはじめた方が上達スピードが速いです。
どうしても教科書通りの演奏は型にはめることを目的にしがちで、
自由さのない演奏に偏ってしまいます。
もちろん基礎的で型にはまった演奏も必要ではありますが、
最終的にはその基礎を活かして柔軟な演奏が出来ることが目的です。
カチコチな演奏スタイルは柔軟なフリーセッションを身につけてから、
必要だと思った時に学び始めても遅くはありません。
逆にある程度フリーセッションを重ねていけば、
教科書や音楽教室で学ぶような演奏方法は自然と実践しているものです。

20代から60代まで幅広く参加しているセッションサークル




最後に東京都内で開催されている初心者向けのセッションサークルの
ウォーターバグズクラブをご紹介していきたいと思います。
この音楽サークルでは、超入門的なフリーセッションを行っています。
楽器未経験の方でも2時間の開催時間の中で演奏法から、
セッションでの音の合わせ方を分かり易く学ぶことが出来ます。
毎週土曜日に幡ヶ谷で開催をしているので、
ふらっと参加してセッション演奏に加われてみてはいかがですか?


ウォーターバグズクラブ
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